金型メーカー
株式会社B社様の課題
樹脂成形金型を300℃程度の高温環境下で使っているが、樹脂の流れにより金型自体が摩耗してしまう。また腐食防止の為にSUS420J2材を使っている事もあり、金型自体が非常に高額である。金型を少しでも長く使いたい。
課題解決
樹脂の成分は社外秘との事でしたので、一般的に硬い樹脂の流れに対する耐摩耗性を高める上で有効な表面処理としてカニボロンを提案いたしました。結果として、金型を長くお使い頂けるようになりました。
更にB社様の金型は非常に大きく、平面度・平行度・寸法精度など品質要求も厳しい高額な製品である事が予想されましたので、金型を痛めること無く、無電解ニッケルめっきのみを剥がし、再度金型にめっきすることによって摩耗したら捨てるしかなかった金型を繰り返し使うことによりコスト、工期を大幅に削減するご提案をいたしました。
この方法を繰り返すことによって、素材が摩耗・腐食される事なく金型を長寿命化する事が出来ます。無電解ニッケルめっきの高寸法精度によって、大幅な図面変更も必要ありませんでした。
※ ステンレス素材全般(SUS420J2含む)について、当社では多くのめっき処理実績があります
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