摩耗にお困りならこれで解決!!
製造業で部品の摩耗のトラブルは付き物です。
そのような部品に対して、一般的に多く使用されているのは、
硬質クロムめっきやアルマイトや無電解ニッケルめっきだと思います。
ただ、硬質クロムめっきだと膜厚が管理できないので寸法精度がでない。。。
アルマイトだと硬度が足りないし、耐食性も足りない。。。
普通の無電解ニッケルめっき(カニゼンめっき)でも使ってみたら摩耗してしまった。。。
このよう悩みを抱えてはいませんでしょうか。
ただ、もしそのような悩みを解決できる表面処理があったらいかがでしょうか?
そのようなお悩みを抱える方々に、カニボロンという処理をおすすめさせていただきます。
カニボロンとは?
カニボロンは日本カニゼンが独自の技術により開発した皮膜です。
Ni(ニッケル)、P(リン)、B(ホウ素:ボロン)の3元合金皮膜です。
鉄にもSUSにもアルミにも銅にも処理が可能です。
処理温度は高くないので、高い温度をかけることができないアルミ材などでも、
高硬度と高耐摩耗性を付与することが可能です。
カニボロン皮膜は無電解ニッケルめっきの一種ですが、
通常の無電解ニッケルめっき(カニゼンめっき)より耐摩耗性に優れます。
無電解ニッケルめっきの一種なので、高寸法精度の品物にも対応できることや、耐食性にも優れています。
また、耐衝撃、耐熱性といった特性も有しています。
詳しくは、カニボロンのページを是非ご覧ください。
試験結果が物語るカニボロンの耐摩耗性
めっき皮膜の代表的な耐摩耗性試験の1つである、スガ磨耗試験の結果になります。
摩耗輪を押し当てて擦らせて摩耗量を見る試験です。
以下のグラフは日本カニゼン株式会社の無電解ニッケルめっきの、
耐摩耗性と熱処理温度(温度が高くなるほど硬度が増加)の関係を示すグラフです。
グラフの一番下の水色の線がカニボロンの結果になります。
カニボロンめっきは他の無電解めっきと比較した場合、耐磨耗性が非常に優れた結果がでております。
グラフの熱処理温度というのはめっき後の熱処理温度になりますが、
カニボロンはめっき後の熱処理温度を問わず、低い摩耗量であるという結果となっています。
カニボロンの実績
ご紹介した通りカニボロンは、高寸法精度(膜厚均一性)、耐食性、耐摩耗性、耐衝撃、耐熱性など、
非常に多くの特性を備えている使い勝手のよい皮膜です。
実際に、幅広い分野や部品や用途でカニボロンの処理実績があります。
ご参考までに、いくつか実績を下記にてご紹介します(クリックいただくと詳細ページがご覧いただけます)。
ご相談やお見積りは無料です。1個からでも処理可能です。是非この機会にお問合せください。