摺動性、すべり性はこれで解決!!
「もっと部品を滑りやすくしたい」「摩擦係数を下げたい」など、
製造業で摺動特性を求められることは多いです。
そのような部品に対しては、表面粗さの調整であったり、表面処理で対策をすることになります。
表面処理だと一般的に多く使用されているのは、フッ素樹脂コーティング(テフロンコーティング)や
固体潤滑処理や電気めっき等になると思います。
ただ、精密な膜厚が管理できないので寸法精度の問題がある。。。
塗装だと耐久性や密着性が足りず、使用環境下で剥がれてしまう。。。
硬度や耐食性もある程度ほしい。。。
このよう悩みを抱えてはいませんでしょうか。
ただ、もしそのような悩みを解決できる表面処理があったらいかがでしょうか?
そのようなお悩みを抱える方々に、カニフロンという処理をおすすめさせていただきます。
カニフロンとは?
カニフロンは、PTFEの潤滑性・撥水性・非粘着性機能を付与した無電解複合めっきです。
無電解ニッケルめっき(Ni-P)にPTFEを複合させた皮膜になります。
PTEFの含有量によってカニフロンB、カニフロンA、カニフロンSの3タイプがあります。
カニフロンは無電解ニッケルめっきの一種ですが、
通常の無電解ニッケルめっき(カニゼンめっき)より摺動性に優れます。
無電解ニッケルめっきの一種なので、高寸法精度の品物にも対応できることや、耐食性にも優れています。
また、離型性、撥水性といった特性も有しています。
詳しくは、カニフロンのページを是非ご覧ください。
カニフロンの摺動性
ドライ環境とは、オイルなどの潤滑剤がない環境です。
潤滑油が無いので、摺動部品そのものがすべり特性を有している事が望ましいです。
下記のグラフは、ドライ環境下での各皮膜の摩擦係数を表しています。
カニフロンは、クロムめっきやアルマイトや通常のカニゼンめっきと比較して低い摩擦係数になっております。
特にテフロン含有量の多いタイプであるカニフロンSとカニフロンAはめっきの中でも、
非常に摩擦係数が低い物になります。
カニフロンの実績
ご紹介した通りカニフロンは、高寸法精度(膜厚均一性)、耐食性、摺動性、すべり性、離型性など、
非常に多くの特性を備えている使い勝手のよい皮膜です。
実際に、幅広い分野や部品や用途でカニフロンの処理実績があります。
ご参考までに、いくつか実績を下記にてご紹介します。
ご相談やお見積りは無料です。1個からでも処理可能です。是非この機会にお問合せください。